こんにちは!システムファイブ@営業部 中の人でございます。
先日、社内で下記のような行事が催されておりました。

InterBEE 2020にあわせて発表されたLibecの新コンセプト三脚、NX-100&NX-300!
コロナ禍の影響で、我々も直接実機を確認するのは初めてだったりします。ようやくだ…!
とはいえ。とはいえですよ。怒られそうですが、
「ザハトラーのシステムAceかな??」って思った方、いるのではないでしょうか。
大丈夫です、僕も思いました。

↑左が上位のNX-300、右がNX-100。モデルで色が違う!というのもあまり無いかも?
というか、大半の方は似たようなことを思われたのではないかなと思います。
耐荷重範囲やカウンターバランスの機構、軽い!というコンセプトまで似ていて
これは完全にそういうことだろう…と思っていたんですね。
Libec三脚の武器、Perfect Counter Balance機構ではないというのも衝撃でした。
もう本当に正直なところ、価格もNXシリーズのほうが高いし、どうなのかなぁ思っていたのですが
その想像は良い意味で裏切られました。もう結論から言いますがこの三脚、すごくいいです!
実際に見てみて、中の人目線で《ここがいいぞ!》と思ったポイントを紹介します。
1. 超軽い
もうまずこれです。片手でヒョイと持ち上げられる軽さ。
見た目以上に軽くて、身軽に行きたい!というときは選びたくなる重量感です。
軽い三脚の定番、システムAceと比較してもさらに軽くなっております。
特にNX-100ミッドスプレッダーモデルは4kgを下回る3.8kg!軽すぎでは…?
高性能で軽い三脚がいい!という方には最高といえるかもしれません。
この軽さと安定性を実現するため、三脚はもちろんフットパッドも新設計!
今までのフットパッド・スプレッダーをそのまま使う発想もあったようなのですが、
そうするとちょっと重くなっちゃううえに、安定性も落ちちゃうんだとか。

↑徹底的にこだわっておられます。なんとフットパッドの金型だけで100万円…!
2. メインユニットが樹脂ではなく金属製。
雲台の核にあたる中心部のこの部品が金属でできています。

↑細かいこだわりで右側の樹脂部とほとんど色が同じ。写真だとわからないレベル。
システムAceのヘッド部分は同じ部品を樹脂で作っています。
その分軽く、ローコストで生産できるのですが、ここが金属製だと
動き出しの滑らかさやバックラッシュを抑制でき、長く使っても劣化しにくくなるといいます。
実際、sachtlerのFSBシリーズがAceよりも優れているポイントもこのあたりにあり、
比較したことがある方はこの違いがよくわかるのではないでしょうか。
三脚は一度購入したら長く使えるアイテム。
経年劣化が起きにくい!というのは良いですよね。
3. 地味だけど細かな配慮が嬉しい!
ホール等、暗い環境で撮影するとき、水準を合わせづらく困った経験はありませんか?
僕はあります(笑)
ケチって安い三脚を用意すると意外とめんどくさいんですよね。
NXシリーズは上位のNX-300だけでなくNX-100にも水準器にLED搭載!
ちなみにAceシリーズではMには採用されていません。
物理ボタンを押す方式なのでON/OFFがとてもわかりやすいのも嬉しいポイント。

↑発光させたところ。写真はNX-100。ON/OFFのスイッチは水準器の裏側にボタンがついてます。
また、雲台側面左側に1/4ネジ穴と3/8ネジ穴が開いていて、
モニターアームなどを簡単に取り付けることができます。

↑1/4ネジ、3/8ネジがどちらも。パンバー菊座がこちら側にもあるというのも嬉しい配慮。
パンバー等につけるとカウンターバランスが変わっちゃうので
影響のないところに取り付けができる!というのはすごく良いですよね。
4. 現場での安心を考えた設計が嬉しい。
これも地味といえば地味なんですけど(怒られそう)…、
三脚をたたんでも、画像のようにストッパーが入っていて
指を挟んで怪我をしないような設計になっています。

↑大人の人差し指1本よりちょっと広いぐらいの隙間。事故を未然に防いでくれています。
ここに指や手のひらを挟んで痛い思いとやり場のない怒りを感じた方も多いのではないでしょうか。
めちゃくちゃ痛いんですよね、、、ここ挟むと。。忙しい現場では特にやりがち。
そんな時でも安心して使える…というのは実に日本人的な考え方だと思いませんか…!
5. スライダー等への移設簡単、Dual Head構造
これはNXシリーズに限ったことではありませんが、ALLEXシリーズ以降に発表された
Libecブランドの雲台はすべて「DualHead」を採用しています。

↑75mmボール雲台とフラットベースを両立した画期的な構造!今やLibecの代名詞になりつつあります。
一般的なビデオ用の雲台だと、多くは雲台側からネジが伸びていて、
スチール用の三脚やクレーン、スライダーに載せるときはひと手間いるのですが
これならそんな煩わしさは一切なし!オプションすら必要ありません。
フラットベース化するために高さが出てしまうということもありません。
スライダーや一脚をお持ちでしたらとても便利かと思います。
6. 着脱簡単、Snap ON/OFFプレート
スライドプレートを着脱するときに、スイッチを押しながら
カメラを斜めに傾ければ簡単に着脱ができる!というスライドプレートと
クイックリリースプレートの良いとこ取りをしたような設計。
最近のLibecブランド三脚ではお馴染みになってきましたがNXシリーズでもしっかり採用。

↑写真親指上のレバーが着脱用のスイッチです。
忙しい撮影現場で快適にセッティングができると好評を頂いています。
7. 長&重レンズでも安心、ロングプレート標準付属(NX-300のみ)
大概はオプションとして別売りになっているロングプレートがNX-300には標準付属しています。

↑このロングプレートもSnap ON/OFF対応。着脱もラクラク。
NX-300は重たいカメラやレンズを載せることも想定したつくりになっており、
ロングプレート必要なのでは…?というLibec社員さんの配慮で標準付属なんだとか。
もちろん通常サイズのプレートも付いているので使い分けができるわけですね。
8. 実際の使用感も良きでした!
実際に想定されているNX5Rを乗せて動かしてみましたが、
こんなに軽い設計なのに動き出し滑らか、止めたいところでちゃんと止まる!という
理想的な動きをしていました。やはり脚全体が軽いので実際に動かしたら
安定性に欠けるのでは??と思っていましたが想像以上の安定性にびっくり。
このほかにも、カウンターバランスレンジの広さや、脚の剛性の強さなど
本当にこだわって設計されたんだなぁということがよくわかる三脚に仕上がっていると思います。
そしてLibecの強みはやはり「国産メーカー」であるというところにあると僕は思っています。
Aceシリーズもコスパに優れたとても良い三脚システムだと思うのですが、Ace雲台は
もし故障してしまったら修理ができません。できてもプレートの交換、パンバーの交換ぐらいです。
Libec NXシリーズはそんな心配もなく、もちろん修理可能。しかも国産メーカーですので
サポートのスピードも大変速く、安心して長く使えます。


※NX-100もそこまで金ピカ!という感じではなく、実物は全然気になりませんでした。
三脚と言えばsachtler、Vinten、、、というユーザー様も多いかと思いますが
そんなことはありません、LibecのNXシリーズ、是非一度手に取っていただきたい…!
Libecの技術が詰まったニュースタンダード!という感じがしました。
軽くて少しでも安いものを…!というかたはAceもお勧めできますが、
ちょっと割高でも更に高品位のアイテムを!という方にはNX、おすすめです!
システムファイブでももちろん販売しておりますので、新しい三脚をご検討中の方、
是非この機会にご検討を頂けましたら幸いでございます!
https://www.system5.shop/list.php?keyword=Libec+NX
それでは今回はこのあたりで!次回の更新をお待ちください!
先日、社内で下記のような行事が催されておりました。

InterBEE 2020にあわせて発表されたLibecの新コンセプト三脚、NX-100&NX-300!
コロナ禍の影響で、我々も直接実機を確認するのは初めてだったりします。ようやくだ…!
とはいえ。とはいえですよ。怒られそうですが、
「ザハトラーのシステムAceかな??」って思った方、いるのではないでしょうか。
大丈夫です、僕も思いました。

↑左が上位のNX-300、右がNX-100。モデルで色が違う!というのもあまり無いかも?
というか、大半の方は似たようなことを思われたのではないかなと思います。
耐荷重範囲やカウンターバランスの機構、軽い!というコンセプトまで似ていて
これは完全にそういうことだろう…と思っていたんですね。
Libec三脚の武器、Perfect Counter Balance機構ではないというのも衝撃でした。
もう本当に正直なところ、価格もNXシリーズのほうが高いし、どうなのかなぁ思っていたのですが
その想像は良い意味で裏切られました。もう結論から言いますがこの三脚、すごくいいです!
実際に見てみて、中の人目線で《ここがいいぞ!》と思ったポイントを紹介します。
1. 超軽い
もうまずこれです。片手でヒョイと持ち上げられる軽さ。
見た目以上に軽くて、身軽に行きたい!というときは選びたくなる重量感です。
軽い三脚の定番、システムAceと比較してもさらに軽くなっております。
特にNX-100ミッドスプレッダーモデルは4kgを下回る3.8kg!軽すぎでは…?
高性能で軽い三脚がいい!という方には最高といえるかもしれません。
この軽さと安定性を実現するため、三脚はもちろんフットパッドも新設計!
今までのフットパッド・スプレッダーをそのまま使う発想もあったようなのですが、
そうするとちょっと重くなっちゃううえに、安定性も落ちちゃうんだとか。

↑徹底的にこだわっておられます。なんとフットパッドの金型だけで100万円…!
2. メインユニットが樹脂ではなく金属製。
雲台の核にあたる中心部のこの部品が金属でできています。

↑細かいこだわりで右側の樹脂部とほとんど色が同じ。写真だとわからないレベル。
システムAceのヘッド部分は同じ部品を樹脂で作っています。
その分軽く、ローコストで生産できるのですが、ここが金属製だと
動き出しの滑らかさやバックラッシュを抑制でき、長く使っても劣化しにくくなるといいます。
実際、sachtlerのFSBシリーズがAceよりも優れているポイントもこのあたりにあり、
比較したことがある方はこの違いがよくわかるのではないでしょうか。
三脚は一度購入したら長く使えるアイテム。
経年劣化が起きにくい!というのは良いですよね。
3. 地味だけど細かな配慮が嬉しい!
ホール等、暗い環境で撮影するとき、水準を合わせづらく困った経験はありませんか?
僕はあります(笑)
ケチって安い三脚を用意すると意外とめんどくさいんですよね。
NXシリーズは上位のNX-300だけでなくNX-100にも水準器にLED搭載!
ちなみにAceシリーズではMには採用されていません。
物理ボタンを押す方式なのでON/OFFがとてもわかりやすいのも嬉しいポイント。

↑発光させたところ。写真はNX-100。ON/OFFのスイッチは水準器の裏側にボタンがついてます。
また、雲台側面左側に1/4ネジ穴と3/8ネジ穴が開いていて、
モニターアームなどを簡単に取り付けることができます。

↑1/4ネジ、3/8ネジがどちらも。パンバー菊座がこちら側にもあるというのも嬉しい配慮。
パンバー等につけるとカウンターバランスが変わっちゃうので
影響のないところに取り付けができる!というのはすごく良いですよね。
4. 現場での安心を考えた設計が嬉しい。
これも地味といえば地味なんですけど(怒られそう)…、
三脚をたたんでも、画像のようにストッパーが入っていて
指を挟んで怪我をしないような設計になっています。

↑大人の人差し指1本よりちょっと広いぐらいの隙間。事故を未然に防いでくれています。
ここに指や手のひらを挟んで痛い思いとやり場のない怒りを感じた方も多いのではないでしょうか。
めちゃくちゃ痛いんですよね、、、ここ挟むと。。忙しい現場では特にやりがち。
そんな時でも安心して使える…というのは実に日本人的な考え方だと思いませんか…!
5. スライダー等への移設簡単、Dual Head構造
これはNXシリーズに限ったことではありませんが、ALLEXシリーズ以降に発表された
Libecブランドの雲台はすべて「DualHead」を採用しています。

↑75mmボール雲台とフラットベースを両立した画期的な構造!今やLibecの代名詞になりつつあります。
一般的なビデオ用の雲台だと、多くは雲台側からネジが伸びていて、
スチール用の三脚やクレーン、スライダーに載せるときはひと手間いるのですが
これならそんな煩わしさは一切なし!オプションすら必要ありません。
フラットベース化するために高さが出てしまうということもありません。
スライダーや一脚をお持ちでしたらとても便利かと思います。
6. 着脱簡単、Snap ON/OFFプレート
スライドプレートを着脱するときに、スイッチを押しながら
カメラを斜めに傾ければ簡単に着脱ができる!というスライドプレートと
クイックリリースプレートの良いとこ取りをしたような設計。
最近のLibecブランド三脚ではお馴染みになってきましたがNXシリーズでもしっかり採用。

↑写真親指上のレバーが着脱用のスイッチです。
忙しい撮影現場で快適にセッティングができると好評を頂いています。
7. 長&重レンズでも安心、ロングプレート標準付属(NX-300のみ)
大概はオプションとして別売りになっているロングプレートがNX-300には標準付属しています。

↑このロングプレートもSnap ON/OFF対応。着脱もラクラク。
NX-300は重たいカメラやレンズを載せることも想定したつくりになっており、
ロングプレート必要なのでは…?というLibec社員さんの配慮で標準付属なんだとか。
もちろん通常サイズのプレートも付いているので使い分けができるわけですね。
8. 実際の使用感も良きでした!
実際に想定されているNX5Rを乗せて動かしてみましたが、
こんなに軽い設計なのに動き出し滑らか、止めたいところでちゃんと止まる!という
理想的な動きをしていました。やはり脚全体が軽いので実際に動かしたら
安定性に欠けるのでは??と思っていましたが想像以上の安定性にびっくり。
このほかにも、カウンターバランスレンジの広さや、脚の剛性の強さなど
本当にこだわって設計されたんだなぁということがよくわかる三脚に仕上がっていると思います。
そしてLibecの強みはやはり「国産メーカー」であるというところにあると僕は思っています。
Aceシリーズもコスパに優れたとても良い三脚システムだと思うのですが、Ace雲台は
もし故障してしまったら修理ができません。できてもプレートの交換、パンバーの交換ぐらいです。
Libec NXシリーズはそんな心配もなく、もちろん修理可能。しかも国産メーカーですので
サポートのスピードも大変速く、安心して長く使えます。


※NX-100もそこまで金ピカ!という感じではなく、実物は全然気になりませんでした。
三脚と言えばsachtler、Vinten、、、というユーザー様も多いかと思いますが
そんなことはありません、LibecのNXシリーズ、是非一度手に取っていただきたい…!
Libecの技術が詰まったニュースタンダード!という感じがしました。
軽くて少しでも安いものを…!というかたはAceもお勧めできますが、
ちょっと割高でも更に高品位のアイテムを!という方にはNX、おすすめです!
システムファイブでももちろん販売しておりますので、新しい三脚をご検討中の方、
是非この機会にご検討を頂けましたら幸いでございます!
https://www.system5.shop/list.php?keyword=Libec+NX
それでは今回はこのあたりで!次回の更新をお待ちください!
コメント