こんばんは。SYSTEM5@サポート部の影の人です。
ATEM Streaming Bridgeの連載は第4弾で完結できませんでした!(笑
何故なら2021年2月18日のアップデートで新機能が追加されたからです!
…いや、前回の記事を書いてる時からこうなる気はしてたんですけどね。
というわけで連載企画第5弾!やってみましょう!
※今迄の記事はコチラ
"ATEM Streaming Bridge"を試してみた Part3<前編>、
"ATEM Streaming Bridge"を試してみた Part4
前回の記事で私、
「携帯電話の回線を使えばいいんじゃない!?」
なんて言って無線LAN子機とWifiテザリングを用いて実験を行ったわけですが、
今回のATEMスイッチャー8.6 アップデートを適用をすれば、
そんな面倒くさい事をせずともスマホとUSBケーブルだけで、
携帯回線を使用できるようになるわけです。

なんだよもう。。。前回の実験すごく考えて手間も時間もとってもかかったんだぞ。。。
手間なく携帯電話回線を使って配信が出来るようになるなんてなんて素晴らしいんでしょう!
と、いうわけで早速実験をしてみましょう。
先ずはATEM mini Proのアップデートを掛けます。
念の為ATEM Streaming BridgeもUSB接続をしましたが、
今回のパッケージにアップデートは含まれていませんでした。
※MacOSをご利用の方は今回から最小システム要件が
あとは前回の記事同様にATEM Streaming Bridgeを使用した受信点側の接続と設定を行い、
その情報を入れ込んだXMLファイルを使ってATEM mini Proに設定を入れ込みます。
後はスマートフォンとATEM mini ProをUSB TypeCのケーブルを使い接続します。

ですが、ただ接続しただけではUSBテザリングは有効になりません。
スマートフォン側での設定が必要になります。
今回使用したスマートフォンはPixel3XLですが、
最新のAndoloid搭載スマートフォンであれば以下同様の手順で使用可能かと思います。
※バージョンによる手順の違いが有る場合がありますので、
お手持ちのバージョンに合わせたマニュアルやヘルプをメーカーで確認する事をお勧めします。

USBケーブルで接続の後、画面の上側からスワイプすると、通知の一覧が出てきます。
その中に「このデバイスをUSBで充電中」というものが有るかと思います。

ここを1回タップするとその他のオプションを表示できるようになります。

もう1度タップをするとUSBの設定を変える事が出来る画面が開きます。

ここでUSBテザリングを設定すれば、
ATEM mini Proをスマートフォン経由でインターネットに接続する事が出来るようになります。

ちゃんとUSBテザリングが有効になると
ATEM Software Controlソフトウエア内「ライブ配信」エリアの画面に、
青いスマートフォンのマークが表示されます。
同様のマークはマルチビューの画面にも表示されます。
ここでちゃんと接続が出来ているか確認をしてください。
ここまでくればあとはもう簡単、「ON AIR」ボタンさえ押せば…


ちゃんとインターネット経由で配信が出来ました。
ON AIRの表示の右上で、スマートフォンのマークにもタリーがついていますね。
※前回同様ソースとしてATEM Software Controlの画面を使用しています。
※ATEM mini Proから出ているLANケーブルは制御の為、Macとのみ接続しています。
携帯電話の電波状況により、配信できるビットレートはかなり変動するようです。
今回は窓の遠い室内で実験した為か、
電波状況が芳しくなくビットレートを「Streaming Low」に設定しないと安定しませんでした。
ただ、遅延量は思ったほど遅くなく、1~5秒程度の遅延で済んでいたような感じです。
この辺りは実際にご利用をいただく前にきちんと準備をして、
テストをされた上でご利用いただく事をお勧めいたします。
本当はiPhoneで試して記事にしたかったのですが、
・iPhoneに刺していたSIMがテザリングに対応していなかった
→これは皆さん事前に通信会社等に確認しておきましょうね
・USB TypeC-Lightningのケーブルがすぐに用意できなかった
事により今回実験できていません。
が、テザリングが可能なSIMであれば
以下の設定を行う事により同様に配信に使用することができるはずです。
「設定」→「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」をON
(是非うまく配信出来た方がいればコメント欄でお知らせください)
もう1点今回実験していて驚いたのですが、
Androidの場合スマートフォンが無線LANに接続している時には、
USBテザリングも無線LAN経由で通信が行われるようです。
つまり、無線LANへの接続子機として使用してしまう事もできてしまいます。
しかもATEM Streaming Bridgeが同一LAN内にいる場合は、
直接接続に近い挙動をして接続してしまいました。
はじめ何も設定していないのにストリーム送信が出来てしまったので、
原因が掴める迄だいぶ焦ったのはここだけの話です(笑
(iPhoneでも同様の挙動をするかは分かりません。こちらもコメント大募集です)
ではこの辺でATEM Streaming Bridge接続試験第5弾は終了にします!
こんな事を調べてほしい等ご要望有りましたら、ぜひコメント欄にで教えてくださいね。
さぁ、次は何の器材をいじってみようかしら。
追伸
今回の実験で携帯電話のパケット使用量がまたもやとんでもないことになりました。笑
前回の事が有ったので覚悟はしていますが。。。皆様ご利用は計画的に。。。

ATEM Streaming Bridgeの連載は第4弾で完結できませんでした!(笑
何故なら2021年2月18日のアップデートで新機能が追加されたからです!
…いや、前回の記事を書いてる時からこうなる気はしてたんですけどね。
というわけで連載企画第5弾!やってみましょう!
※今迄の記事はコチラ
"ATEM Streaming Bridge"を試してみた Part3<前編>、
"ATEM Streaming Bridge"を試してみた Part4
※今回行おうとしていることはIPアドレスの設定等ネットワークの設定を含みます。
本稿ではIPアドレスやその設定等の詳しい説明は省きます。
IP設定などの説明もほしい!というご要望が多かったら、別で記事化しますね。
前回の記事で私、
「携帯電話の回線を使えばいいんじゃない!?」
なんて言って無線LAN子機とWifiテザリングを用いて実験を行ったわけですが、
今回のATEMスイッチャー8.6 アップデートを適用をすれば、
そんな面倒くさい事をせずともスマホとUSBケーブルだけで、
携帯回線を使用できるようになるわけです。

手間なく携帯電話回線を使って配信が出来るようになるなんてなんて素晴らしいんでしょう!
と、いうわけで早速実験をしてみましょう。
先ずはATEM mini Proのアップデートを掛けます。
念の為ATEM Streaming BridgeもUSB接続をしましたが、
今回のパッケージにアップデートは含まれていませんでした。
※MacOSをご利用の方は今回から最小システム要件が
・macOS 11.0 Big Sur or later
・macOS 10.15 Catalina
となっていますのでご注意ください。あとは前回の記事同様にATEM Streaming Bridgeを使用した受信点側の接続と設定を行い、
その情報を入れ込んだXMLファイルを使ってATEM mini Proに設定を入れ込みます。
後はスマートフォンとATEM mini ProをUSB TypeCのケーブルを使い接続します。

ですが、ただ接続しただけではUSBテザリングは有効になりません。
スマートフォン側での設定が必要になります。
今回使用したスマートフォンはPixel3XLですが、
最新のAndoloid搭載スマートフォンであれば以下同様の手順で使用可能かと思います。
※バージョンによる手順の違いが有る場合がありますので、
お手持ちのバージョンに合わせたマニュアルやヘルプをメーカーで確認する事をお勧めします。

USBケーブルで接続の後、画面の上側からスワイプすると、通知の一覧が出てきます。
その中に「このデバイスをUSBで充電中」というものが有るかと思います。

ここを1回タップするとその他のオプションを表示できるようになります。

もう1度タップをするとUSBの設定を変える事が出来る画面が開きます。

ここでUSBテザリングを設定すれば、
ATEM mini Proをスマートフォン経由でインターネットに接続する事が出来るようになります。

ちゃんとUSBテザリングが有効になると
ATEM Software Controlソフトウエア内「ライブ配信」エリアの画面に、
青いスマートフォンのマークが表示されます。
同様のマークはマルチビューの画面にも表示されます。
ここでちゃんと接続が出来ているか確認をしてください。
ここまでくればあとはもう簡単、「ON AIR」ボタンさえ押せば…


ちゃんとインターネット経由で配信が出来ました。
ON AIRの表示の右上で、スマートフォンのマークにもタリーがついていますね。
※前回同様ソースとしてATEM Software Controlの画面を使用しています。
※ATEM mini Proから出ているLANケーブルは制御の為、Macとのみ接続しています。
携帯電話の電波状況により、配信できるビットレートはかなり変動するようです。
今回は窓の遠い室内で実験した為か、
電波状況が芳しくなくビットレートを「Streaming Low」に設定しないと安定しませんでした。
ただ、遅延量は思ったほど遅くなく、1~5秒程度の遅延で済んでいたような感じです。
この辺りは実際にご利用をいただく前にきちんと準備をして、
テストをされた上でご利用いただく事をお勧めいたします。
本当はiPhoneで試して記事にしたかったのですが、
・iPhoneに刺していたSIMがテザリングに対応していなかった
→これは皆さん事前に通信会社等に確認しておきましょうね
・USB TypeC-Lightningのケーブルがすぐに用意できなかった
事により今回実験できていません。
が、テザリングが可能なSIMであれば
以下の設定を行う事により同様に配信に使用することができるはずです。
「設定」→「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」をON
(是非うまく配信出来た方がいればコメント欄でお知らせください)
もう1点今回実験していて驚いたのですが、
Androidの場合スマートフォンが無線LANに接続している時には、
USBテザリングも無線LAN経由で通信が行われるようです。
つまり、無線LANへの接続子機として使用してしまう事もできてしまいます。
しかもATEM Streaming Bridgeが同一LAN内にいる場合は、
直接接続に近い挙動をして接続してしまいました。
はじめ何も設定していないのにストリーム送信が出来てしまったので、
原因が掴める迄だいぶ焦ったのはここだけの話です(笑
(iPhoneでも同様の挙動をするかは分かりません。こちらもコメント大募集です)
ではこの辺でATEM Streaming Bridge接続試験第5弾は終了にします!
こんな事を調べてほしい等ご要望有りましたら、ぜひコメント欄にで教えてくださいね。
さぁ、次は何の器材をいじってみようかしら。
追伸
今回の実験で携帯電話のパケット使用量がまたもやとんでもないことになりました。笑
前回の事が有ったので覚悟はしていますが。。。皆様ご利用は計画的に。。。

コメント
コメント一覧
1台のATEM MINIから2台以上の複数台のStreaming Bridgeに送信することは出来ますか?
出来るのであれば設定方法を教えてください。
1台のATEM MINIから2台以上の複数台のStreaming Bridgeに送信することは出来ますか?
出来るのであれば設定方法を教えてください。
いつもご覧いただきありがとうございます。
残念ながら1台のAitem Mini Pro/Extremeから送信できるストリームは仕様上1系統のみです。
また、これはYouTubeLive等の配信サービスへのストリーム送信と同じ機能を使用しますので、
YouTubeLive等は送信しながらStreaming Bridgeに送信するといった事も出来ません。
Streaming Bridgeへの送信を使用しながらYouTubeLive等へ配信を行いたい場合は、
YouTubeLive等への配信をUSB出力やHDMI出力等の別の出力からの映像を利用するようにしてください。
どうしても複数台のStreaming Bridgeに配信を行わなくてはならないのであれば、
Aitem Mini Pro/ExtremeのHDMI出力を別のAitem Mini Pro/Extremeへ入力し、
それぞれ1対1でStreaming Bridgeへ出力させるという力業の解決方法になるかと思います。
Aitem Mini Pro/ISOが最近値下げされたので、
これだけ高機能なものがうっかり複数台買えてしまいそうなのが、
ブラックマジックデザインのマジックかもしれませんね。。。